日本の消費税、何に使われている? 世界の国々と比較してみる
18歳の大学生からのご質問です。
最近ニュースを見ていると、消費税の減税を求める声がよく取り上げられています。ただ、海外にはもっと税率が高い国もあると聞きました。日本の消費税と海外の消費税の、税率や使い道の違いについて教えてください。
◆日本の「10%」は世界的に見るとどうなの?
世界を見渡すと、日本の消費税率10%は先進国においてかなり低い水準です。ヨーロッパ諸国の多くは20%前後、世界最高のハンガリーにいたっては27%の税率が課されています。世界基準で見ると、日本の消費税率はまだ抑えられている方です。
◆「食料品は非課税」は日本でもできる?
標準税率だけでなく、軽減税率も重要です。例えば、日本でも食料品などの購入に8%の軽減税率を導入していますが、韓国では一部の食料品が非課税となっています。特定の品目を非課税にすれば、家計の負担は軽くなります。しかし、消費税収は年金・医療・介護など、増え続ける社会保障の財源として位置づけられているため、非課税枠を拡大すると社会保障を支える財源が大きく減るという問題が出てきます。
◆使い道はどう違う?
北欧では、高い消費税を負担する代わりに医療費や教育費の自己負担額が少ない傾向にあり、暮らしの中で恩恵を実感しやすい仕組みになっています。一方、日本の消費税は年金・医療・介護など社会保障に充てる仕組みですが、予算配分は高齢者向けが中心です。現役世代には恩恵が届きにくく、年を重ねてからでないと実感しにくいという課題があるのです。

消費税は、私たちが毎日負担している身近な税金です。だからこそ、「払った分が生活にどう返ってくるか」は気になりますよね。税金への不満や将来の不安を減らし、「これなら払ってもいい」と納得するための第一歩は、税金の使い道を詳しく知ることかもしれません。
広報担当






